慶応大学の穴場学部?SFC合格のカギは小論文にあり!

用賀校・

慶応大学は、東京近郊を中心に6つのキャンパス(日吉、三田、矢上、信濃町、芝共立、湘南藤沢)を持つ日本の最難関の私立大学です。

日本最古の総合私立大学で、1858年に福沢諭吉が藩命により開設した蘭学塾が起源となっています。当時、福沢諭吉は数え年25歳の若さであったとのこと。

予備校からの評価としては“早慶上智”という私立大学最高難易度の大学群に属しており、東京大学と併願で受ける受験生も数多くいます。

多くの受験生が憧れる大学なので「慶応大学なら、どの学部でもいいから入学したい!」という声も少なくないです。そんな時に話題になるのが、SFCの2学部が慶応では最も入りやすい穴場との噂です。

そんな訳で、今回は受験生に人気の高い慶応大学の全体的な基本情報を確認した後に、穴場といわれるSFC入試のうち小論文の傾向を中心に紹介していきます。

 

慶応大学の基本情報

慶応大学で最も学部数が多いのは、日吉キャンパスと三田キャンパスになります。

日吉キャンパスは教養課程(1~2年生)と大学院生が利用しています。

三田キャンパスは文系学部の専門課程(2~4年生)、大学院・法科大学院の学生が利用しています。

通称”SFC”(Shonan Fujisawa Campus)と呼ばれる湘南藤沢キャンパス、総合政策学部と環境情報学部の1~4年生及び看護医療学部の1,2,4年生、大学院生が利用しています。比較的に新しいキャンパスですが、意外(?)にも学生数は日吉・三田キャンパスに続いて第3位の規模を誇っています。

矢上キャンパスは理工学部、芝共立キャンパスは薬学部、信濃町キャンパスは医学部と看護医療学部(3年生のみ)がメインとなります。(各キャンパスとも、大学院生を含む)

 

慶応大学の情報

学生総数:33,442人 (2019年5月現在、大学院を含み通信制を除く)

日吉キャンパス (11,452人)
大学:文学部1年生、経済学部1・2年生、法学部1・2年生、商学部1・2年生、医学部1年生、理工学部1・2年生、薬学部1年生
大学院<修士・後期博士課程>:経営管理研究科、システムデザイン・マネジメント研究科、メディアデザイン研究科

三田キャンパス (11,200人)
大学:文学部2~4年生、経済学部3・4年生、法学部3・4年生、商学部3・4年生
大学院<前期・後期博士課程>:文学研究科、経済学研究科、法学研究科、社会学研究科、商学研究科
大学院<専門職学位課程>:法務研究科

SFC(湘南藤沢キャンパス) (4,948人)
大学:総合政策学部1~4年生、環境情報学部1~4年生、看護医療学部1・2・4年生
大学院<修士・後期博士課程>:政策・メディア研究科、健康マネジメント研究科

矢上キャンパス (3,639人)
大学:理工学部3・4年生
大学院<前期・後期博士課程>:理工学研究科

芝共立キャンパス (1,108人)
大学:薬学部2~6年生
大学院<前期・後期博士課程>:薬学研究科 薬科学専攻
大学院<博士課程>:薬学研究科 薬学専攻

信濃町キャンパス (1,095人)
大学:医学部2~6年生、看護医療学部3年生
大学院<修士・博士課程>:医学研究科

慶応大学公式サイト

 

慶応大学の偏差値

慶応大学の偏差値は以下のようになっています。

偏差値としては60.072.5の間で、早稲田大学と並んで日本でも最難関の私立大学と言えるでしょう。しかも、近年非常に人気が高くなっており、偏差値以上の受験難易度になる可能性もあります。

SFCの2学部(環境情報学部と総合政策学部)は、入試科目が少ないこともあり偏差値は高めとなっています。

また、残念ながら一部の都内の大学で噂される入学後の「学部格差」や「学部カースト」が少ないリベラルな校風の大学としても評判です。

 

慶応大学の偏差値一覧

医学部: 72.5

環境情報学部: 72.5

法学部(法律): 70.0

総合政策学部: 70.0

法学部(政治): 67.5

経済学部: 67.5

文学部: 65.0

商学部: 65.0

薬学部: 65.0

理工学部:62.5~65.0

看護医療学部:60.0

 

SFCの入試

慶応大学の入試方法は主に一般入試・特別入試(AOや推薦など)・その他の入試があります。

今回は受験者が一番多くなる一般入試に焦点を当てて入試方法を紹介していきます。

一般入試の概要

入試日程(20202月に実施予定分)

総合政策学部: 試験日2月17日(月) 合格発表2月26日(水)

環境情報学部: 試験日2月16日(火) 合格発表2月26日(水)

つまり、日程的にはSFCの2学部を両方受験することが可能となります。

入試科目

入試案内に記載されている入試科目は、2学部とも全く同じで、以下の通り。

「数学または情報」あるいは「外国語」あるいは「数学および外国語」の3つの中から1つを選択 (いずれも同一試験時間内実施)
数学: 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B
・数学Aからは「場合の数と確率」・「整数の性質」・「図形の性質」を出題範囲とする。
・数学Bからは「確率分布と統計的な推測」・「数列」・「ベクトル」を出題範囲とする。

情報: 社会と情報・情報の科学

外国語: 以下の(a), (b), (c)のうち、いずれか1つを選択する。
(a) コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ
(b)コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ・ドイツ語
(c)コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ・フランス語

「小論文」: 発想、論理的構成、表現などの総合的能力を問う。

注:①「数学または情報」と「小論文」、②「外国語」と「小論文」、③「数学および外国語」と「小論文」の3とおりの 中から1つを選択する。
注:「数学または情報」については、試験当日に試験教室でどちらかを選択する。 注:外国語の(a), (b), (c)については、試験当日に試験教室でいずれか1つを選択する。

以上、入試案内に記載された(厳密な表現による)入試科目です。

但し、このままでは分かりづらいので、多くの受験生に無縁な「情報」「フランス語」「ドイツ語」を除外して簡単な言葉で(他の情報を加えて)言い換えると以下の通りとなります。

「数学のみ」 or 「英語のみ」 or 「数学と英語」を選択

尚、いずれも同一試験時間内(120分)に実施されるので、「数学のみ」では「数学と英語」の数学の問題に更に難易度の高い問題が加えられることが推測される。(英語も同様)

配点:200点

試験時間:120分

「小論文」

配点:200点

試験時間:120分

結局のところ、SFCの2学部は試験科目が全く同じで試験日が異なることから両方を受験することが可能(つまり、チャンスは2回ある!)です。

ちなみに、SFCの2学部は何が違うのでしょうか?

巷で言われている説明としては、「SFCでは理系/文系の垣根を取り払った勉強ができることが特色だが、強いて言えば”総合政策学部”が理系に限りなく近い文系学部で、”環境情報学部”が文系に限りなく近い理系学部だ。」とのことです。

こんな説明を聞くと、「どっちの学部でもいいから、SFCの自由な雰囲気で勉強してみたい!」と思う受験生が多いことも納得です。

 

慶応SFCの小論文について

模試の偏差値で評価できる「数学」「英語」のペーパーテストの配点は400点満点中の200点と半分だけ残り半分は小論文となっているのが慶応大学SFC入試の特徴です。つまり、SFCで合否を決めるカギは小論文なんです。

ちなみに、現役生などは小論文まで受験勉強が間に合わずに、全く勉強していない状態で試験当日に初めて問題を見るケースも少なくないと思います。しかし、SFCの小論文に関しては、少なくとも過去問を一読してその特徴ある出題形式を確認しておくことを強くおススメします。

では、SFCの小論文の傾向についてみてみましょう。

課題文や資料の量が多くて、独特な出題形式となっている

過去問をパラパラとめくってみれば一発でわかるのですが、なにしろ資料の量が半端なく多い!通常の年で10ページ以上(グラフや図表に加えてマンガも含む)の膨大な量なのですが、2019年の総合政治学部では全26ページという気絶しそうな分量です。通常の小論文のペース配分で、全ての資料をじっくり読んでから更に熟考して原稿用紙に書き始めたのでは明らかに時間が足りません。

また、出題形式としては一般的な要約・説明・意見論述問題に加えて、小論文では珍しい計算や図示する問題も出題されます。文字数は、年度によりばらつきがあるので一概に言えません。環境情報学部では、原稿用紙でなく四角で囲った解答欄に文字や図を使って自由に答案を書かせる形式もあるので要注意です。

ちなみに、小論文の答案用紙が(原稿用紙の形式でなく)単に四角で囲っただけの形式である場合があります。出題者としては「文字数を気にせず自由に答案を書いてほしい」という親切心(?)なのかもしれませんが、受験生としては何文字くらい書けばいいのか悩んでしまうことも少なくないと思います。

こんな場合は、採点者から見て読みやすい文字の大きさが約0.7cm四方と言われているので、もし定規を持っていれば解答欄の縦・横の長さを測って面積を計算して、その解答欄の面積を0.49cm2(=0.7cm x 0.7cm)で割り算をすれば凡その文字数が分かります。でも、実際の入試の試験会場でこんな計算をする訳にもいかないので、解答欄の大きさを見てざっくりと「300字くらいかな?」との目安を立ててから回答に取り掛かるのが現実的な対応といえるでしょう。

課題文や資料が非常に高度で専門的な内容となっている

環境情報学部では比較的に一般的な内容なので問題なのですが、総合政策学部では大学で研究テーマにするような事柄を先取りして入試に出題されているように思えてなりません。

例えば、格差問題(2016年・2017年度)社会的選択(2018年度)グローバルリスク(2019年度)のように時事的な社会問題に通じる内容だから高校生にも考えてほしいのかもしれません。しかし、これらは大学に入学してから専門的なアプローチ方法で深く学んでいくテーマであることも間違いありません。特に、社会的選択(2018年度)などは厚生経済学を専攻した学生卒業論文のテーマとしても十分なレベルともいえる難しい内容です。

もちろん、採点基準としては厚生経済学の専門的知識を問う訳でなく、むしろ様々な資料を初めて読んだ際の独創的な発想や、それを説明するために必要な理論的な構成力や表現力が試されているのでしょう。でも、それにしてはレベルが高いですね・・・

 

SFC小論文への対策

残念ながら、SFC入試に限らす小論文については他の科目と違って試験対策を講じることはできません

まずは、小論文を実際に書いてみてその答案を先生に添削してもらうことから全てが始まるのです。例えば、泳げない人が水泳の動画を何度見ても泳げるようになりません。まずは、プールに行って実際の水の中に入ることからスタートする必要があります。小論文も同様で、まずは原稿用紙に向かって小論文を書いてみて、それを先生に添削してらうことからスタートしてみましょう。

ここまで読んで頂きまして、誠にありがとうございます。

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