皆さん、こんにちは。平塚駅徒歩3分の大学受験予備校、武田塾平塚校です。
模試の続くシーズンですね。
難関大学を目指している方は大学別の模試なんかも受けると思います
今回は、校舎長秋山が駿台さんの東工大実戦模試に遊びに行ってきたので、
東工大志望の皆さん向けに、数学の分析をしていきたいと思います。
目次
・1.整数
・4.確率
・総評
1.整数
比較的易しい問題でした。
(1)、(2)は必ずできなければいけない問題で、
(3)もできれば取っておきたい問題です。
(3)は(2)をヒントに実験すれば
すぐに気づけるはずなので、
入試本番では必ず完答したい問題です。
2.積分方程式
こちらは、基本的な計算問題でした。
基本的な問題とは言え、計算は結構大変でした。
しかし、計算だけではあるので、
現段階でも完答したい問題です。
3.空間図形、積分
(1)は絶対に解けなければいけない問題でした。
小学生レベルの体積問題です。
この問題が分からなかった場合は、
東工大志望をやめた方が良い言っても
過言ではないレベルです。
(2)は解説を見て驚きました。出題ミスです。
数学は基本的に右手系を用いるので、
解説のような積分をさせたいのであれば、
x軸回りに90°→y軸回りに90°
→x軸回りに-90°→y軸回りに-90°
でなければいけません。
どちらにしろ、空間把握をしてしまえば
基本的な積分計算の問題ですので、
入試本番では落とせないレベルの問題です。
4.確率
大問としては、今回の模試では
一番難しかったのではないでしょうか?
状況把握が難しく、実験が必須になると思います。
状況が把握できず、手を付けられなかった方は、
入試本番までに必ず実験をする癖をつけたいですね。
(1)が分かれば(2)、(3)と解き進められるので、
完答もできたはずです。
ちなみに、(4)は
(3)ができれば必ずできるオマケ問題でした。
5.平面図形、微分、極限
(1)、(2)は計算が非常に大変でしたが、
必ず解けなければいけない問題です。
かなり複雑な式になるので、
頻出する定数部分を文字で置き直すなどして
計算を楽にできると良いですね。
(3)は小問単体で見ると、
今回の模試で一番難しい問題でした。
(1)、(2)の結果をどのようにして
上手く使っていくのかをしっかりと考えて、
求められないθの代わりに使えそうな
sinθやtanθにたどり着けたかどうかが
正否を分けるポイントでした。
入試本番でも合格点を取るだけであれば
正直できなくてもいい問題ですが、
数学を武器にしたい方は
しっかりとできるようにしておきましょう。
総評
全体的に東工大オープンよりも難しい問題が多かったです。
計算力も思考力も必要になってきます。
さすが駿台さんです。
本番の難易度にかなり近かったのではないかと思います。
大問2は完答できなければいけない問題で、
大問1、3はできれば完答したい問題です。
小問単位で見ると、
大問5(1)、(2)も取るべき問題です。
ここまでで、3題完答と1題半完になるので、
得点としては210点ほどになりますし、
合格ラインの約6割を超えて7割の点数になります。
(※合格ラインは高い年を基準にしています。)
思った様に点数を取れなかった方は
①落としてはいけない問題
②できれば取りたい問題
③できなくてもいい問題
問題を見たときに
この3つの判断をしっかりとして、
自分が合格点を取るためには
「どの問題にどれくらいの時間をかければいいのか」
を考える力を養いましょう。
「大問5つだから1題36分」と考えていいのは
全ての問題が余裕を持って解ける方だけですし、
そんな方は、この記事を読んでいないと思います。
自分の実力に合わせて
最大限に点数が取れる作戦を立てましょう。
出題ミスに関しては
どのような対応が取られるのかはわかりませんが、
解説の通りに解いてしまった方は、
しっかりと問題文を読むようにしてください。
いかがだったでしょうか?
東工大の対策について、もっと詳しく知りたいと思ってくださった方は
受験相談に是非お気軽にお越しください。